三津浜焼きとはお好み焼きの一種で、三津浜のソウルフード。始まりは大正時代の頃からで、庶民の味として広まっていったそうです。
作り方は、水で溶いた小麦粉をクレープ状に伸ばし、魚粉を振りかけた生地に、キャベツやちくわ、肉、魚、卵、そばなどの具材を挟んで焼いていきます。
こうして焼き上がった三津浜焼きと呼ばれるお好み焼きの見た目は広島焼にとても似ています。
三津浜焼きって?
では、三津浜焼きと広島焼の違いは何でしょうか?
それは、焼き方と具材に決定的な違いがあるそうです。
広島焼きは生地の上にキャベツや具材等を先に載せ、後で麺の上に重ねますが、三津浜焼きは生地を鉄板で焼き、その生地の上に味付けをして焼いた麺(中華そば・うどん)を直接載せてからキャベツ等の具材を後から載せます。
ちなみに、三津のお好み焼きは麺が入るものを「台付き」と言うのですが、生地の上にそばやうどんが台のように先に載せるので「台付き」と呼ばれるようになったそうですよ。
三津浜焼き「いずみ」
三津浜焼きのお店「いずみ」さんは、松山市中心街から西へ30分ほどの三津浜地区にあります。駐車場は店前に2台停められます。
壁に掛けられたメニュー表。この他にイカやエビも入るスペシャルや、オムそば・うどん、す焼き*等があります。(*す焼きとは麵無し、バラとは焼きそば・うどんの事)
店内は8人掛けの大きなテーブルが手前にあり、奥に鉄板前のカウンター席があります。
テーブルではお皿に盛るかたちで、カウンターでは鉄板から小皿に取り分けて食べるかたちになります。
好みによってですが、私たちは鉄板から熱々で頂けるカウンター席にしました。
注文したのは「そば台付肉玉入とうどん台付肉玉入」をお願いしました。
気さくな女将さんが鉄板で焼いてくれたのがこちら↓
甘めのソースと魚粉が掛かった生地を割ると、中にはうどんとキャベツがたっぷりと詰まっていてボリューム満点です。
食べると生地はモチモチで、キャベツはトロリとして、うどんはモッチリとして旨いです!
また、そば台付の方も生地とキャベツとソース焼きそばの相性抜群です。
テーブルにはマヨネーズや唐辛子が置いてあるのでお好みで味変しても良いでしょう。
麺は1.5玉やダブル(2玉)にも出来ますが、通常の1玉でも充分なボリュームがあり、少食の方なら食べきれないほどです。
お店の女将さんもスタッフさんもフレンドリーなのでお店の雰囲気が良く、楽しく食事を頂けるのもまたイイです。
お店の壁に掛かった絵がお店の雰囲気をよく表してます↓
なお、焼き上がるまでに少し時間が掛かるので、もし時間が無い方は予め電話注文して焼いておいてもらうのが良いでしょう(常連さんは先に電話で注文を入れ、焼き上がったころに来店されていました)
また、テイクアウトも可能で、地元の方が持ち帰りでよく来られていました。
ご馳走さまでした^^
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