プーマの「誰でも履けるみんなのカーボン厚底モデル」の新作「ディヴィエイト ニトロ3」が発売されました。
「ディヴィエイト ニトロ」シリーズは、カーボンプレート入り厚底で高反発なシューズですが、安定性の高い走行感に定評があります。
前作「ディヴィエイト ニトロ2」を練習用だけでなくレース用として履いていたので、新作「ディヴィエイト ニトロ3」がとても気になり、プーマ直営店で試し履きをしてきました。
プーマ ディヴィエイト ニトロ3|高反発と安定性を両立した厚底カーボンシューズ【スピード練習】【レース用】
ディヴィエイト ニトロ3の特徴
「誰でも履けるみんなのカーボン厚底モデル」の3代目として、しっかりとその特徴を受け継いでいます。
ミッドソールフォームには「NITROFOAM™」と「NITROFOAM™ ELITE」を前作から継承して搭載。カーボンの「PWRPLATE(パワープレート)」と「PWRTAPE(パワーテープ)」の基本構造も継承されています。
しかし、前作と比べてフォームの厚みが増していて、クッション性と反発性が向上しています。さらに、ドロップが+2mm増して、前方への足の運びがよりスムーズになっています。
アッパーは、メッシュからエンジニアードニット素材へ変更され、かかと部分はより快適性が高いロールカラー構造となり、履きごごちはより足へのフィット感が強くなりました。
アップデートポイント
- ミッドソールの厚みが約2mmほど増し、よりクッション性を向上。
- ドロップ量が8mmから10mmとなり、前方へのサポート性が向上。
- アッパー素材が、エンジニアードメッシュからエンジニアードニット素材へ変更。
- かかと部分はロールカラー構造にヒールパーツを追加し、快適性とフィット感をさらに向上。
- シュータンデザインを変更し、フィット感を改善。
- シューホール3穴目をワイヤー形状に変更し、中足部のフィット感を向上。
- アウトソールラバーのブロックパターンとデザインを変更。
新旧シューズ比較
<ミッドソール>
2層構造になっており、ミッドソール下部には、ヒール部は厚く、中足部から前足部は薄くした「NITROFOAM™」を搭載。
「NITROFOAM™ ELITE」と比較すると、安定性がありつつ、高いクッショニングで脚への負担を軽減してくれます。
ミッドソール上部はフルレングスで「NITROFOAM™ ELITE」を搭載。
前足部になるほどELITEフォームが厚くなり、トップレーシングモデルに近い、高い反発性を提供するELITEフォームが搭載されています。
間に挟まるカーボンはプレートが前足部で二股に分かれる構造で、推進力を保ちながら反発性をマイルドにして、より自然に蹴り出し感のあるシューズに仕立てられています。
<アッパー>
アッパーは、メッシュからエンジニアードニット素材へ変更され、足当たりはよりソフトな感じになりました。
しかし、履きごごちは包み込まれ感が増していて、レーシングモデルのようなタイト感があります。
かかと部分は、前作もフィット感が良かったのですが、さらに改良され、新たにヒールパーツを追加したことによって安定感がさらに向上しています。
プーマ独自のサポート機能「パワーテープ」も前作同様に内足部のサポート強化として採用。その上に大きなNITROのロゴがデザインされ、見た目がメチャ派手になっています。
<アウトソール>
ラバーデザインが、大きめのブロックから、幾何学的なブロックデザインに変更。
グリップ力と耐久性に定評のある「PUMAGRIP」を搭載。
ラバー面積は少し小さくなり、重量軽減を図っている。
価格
価格は前作から据え置きの税込19,800円!
レーシング用の高性能素材をこれだけ搭載しながら、1万円台で購入できるカーボンシューズはとてもお買得だと思います。
「誰でも履けるみんなのカーボン厚底モデル」が進化して、レーシングの味付けが加わり、サブ4~サブ3.5狙いのランナーさんに最適なシューズのひとつと言えます。
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※製品写真の一部はプーマHPより引用
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