こんにちは、夫婦で旅するランナーの「旅ラン夫婦」です。
プーマの「誰でも履けるみんなの厚底モデル」の新作ディヴィエイト ニトロ2を購入しましたのでレビューします。
カーボンプレート入り厚底なので高い反発性があるのにとてもやさしい走行感。
これは気に入りました!とっても良いシューズです!!是非お勧めしたく、特徴と履き心地・走行感をレビューしたいと思います。
ディヴィエイト ニトロ2の特徴
- ミッドソールに、短距離スパイクのアウトソールにも使われている高反発特殊素材と合わせ、高い反発性とクッション性と軽量性を実現したNITRO ELITE FOAMを採用
- 推進力を高めるつま先が二つに分離した形状のカーボンプレートPWRPLATEを搭載
- アウトソールには、あらゆる路面でトラクションを発揮し、また耐久性を高めたプーマ開発のパフォーマンスラバーのPUMAGRIPを搭載
- かかと部のホールド感とフィット感を高めたPUMAGRIP ATRを採用
- アッパーは通気性と足にフィットするエアブレスアブルエンジニアードメッシュを採用
- レディースモデルは女性の足の特徴を考えた専用設計のWOMEN‘S FITを採用
メーカーの狙いランナー層、商品の位置づけ
PUMAのELITEモデルだけに限定的に使用されている素材や機能を搭載しつつ、着地の安定感とブレを抑えるため、安定性の高いニトロフォームをヒール部に配し、アッパーにパワーテープというプーマ独自のサポート機能などを追加しています。
価格は高機能カーボンシューズとしてはとてもリーズナブルな1万円台の設定です。
その結果、エリートのトレーニング用だけでなく、初めてのカーボンシューズとして履いてもらいたい、カーボン入門用として多くのランナーさん向けてプーマがラインナップしたものと言えます。
確かに実際の走行感から、自分が履いているアシックスのマジックスピード2よりも足への衝撃がやさしく、シューズのサポート性も高く感じるので、故障やケガの心配のあるランナーさんのスピード練習にはこちらのディヴィエイト ニトロ2をおすすめしたいと思います。
結論:こんなランナーにおすすめ
以上の特徴と実走から、おすすめできるランナーは、
- レース用としてサブ3.5〜サブ4を狙う中上級者向けの用途
- トレーニング用ならば、インターバルやテンポアップ走などのスピード練習が向いてます
- もちろんメーカーのプーマが想定する、カーボンシューズの反発性とクッション性を体感したい多くランナーさんにもおすすめします。
これほど履きこなしやすいカーボンシューズは他に無いので、カーボンシューズに興味のあるランナーさんは是非一度履いてみてください。
自分としては、このシューズで、安心して地面を踏みつぶし、バウンズ感を楽しんで走っているので、みなさんにもこの楽しい感覚をおすすめしたいです。
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ディヴィエイト ニトロ2 詳細情報編
走行感
復習すると、プーマのディヴィエイト ニトロ2はエリートモデルの高機能性と、安定性を両立したバランスの取れた「誰でも履けるみんなの厚底」シューズです。
まず走り出して感じたのは、着地のスイートスポットの許容範囲が広い事です。
エリートカーボンシューズならフォアフット着地が前提の設計で、自分のような市民ランナーが履きこなすのは難しいのですが、このディヴィエイト ニトロ2はミッドフットからヒール寄りの着地になっても走れちゃいました。
とにかく、地面をしっかり踏みつければ、心地よい反発が返ってきます。そしてバウンズに上体がブレないようにすれば、滑らかに前方に移動していきます。
反発性の切れという比較の意味では、アシックスのマジックスピード2の方が「パシッ」と足に来ますが、ディヴィエイト ニトロ2は「ボンッ」というような弾力感のある反発です。
ある意味(良い意味で)緩いカーボンシューズとして、楽に気持ちよく走れます。実際、練習後のふくらはぎの張りと疲労感が少なく感じます。
つまり、高性能カーボンシューズは強い反発性がある分、脚に負荷がかかり、筋力が無いとケガのリスクがありますが、このシューズは反発性がありながら脚への負荷がマイルドなのです。
確かにプーマの言う「誰でも履けるみんなの厚底モデル」というのは額面通りだと思いました
重量
ディヴィエイト ニトロ2は走っていてそれほど重さは感じないのですが、購入した26.0㎝を実際に計測してみると実測値は239gでした。このクラスのランニングシューズとしてはやや重い部類でした。
類似のカーボンシューズモデルと比較すると、アシックスのマジックスピード2やS4より約20g重く、ナイキのエアズームテンポネクスト%より約15g軽く、ナイキのペガサス39より約10g軽いです。
安定性と耐久性を高めるとどうしても重量増となってしまいますが、マジックスピード2やS4とおなじくらいの重量215gくらいになると、サブ4レベルの市民ランナーのレース用として有望なシューズになりますね。
サイズ
履いた感じのサイズ感は、履いているアシックスやナイキのスタンダードラストの2Eとほとんど同じサイズ感かやや狭い感じ。なので、現在のシューズが2Eであればちょうど良いサイズでしょう。
長さについては26㎝を履いているアシックスのマジックスピード2、エボライドスピード、ニューバランス860やウェーブライダー26等と同じ26㎝でピッタリだったので基本的に同じサイズでよいと思います。
では、ソールの幅は実際にどのくらいなのか?あくまで参考値ですが実際に計測してみました。
前足部の最大幅は104mmで、マジックスピード2と比べて7mm広く、エボライドスピードよりも5mm広かった。かかと部は79mmで、こちらマジックスピード2と比べて7mm広かった。
一般的なレーシングモデルよりもかなり広い幅にしたことで、着地の安定感を増していることが分かります。ただその分の重量増とのトレードオフとなるので悩ましいところですね。
前足部のトウスプリングは、緩やかに反り上がっている。ドロップは6mmなので前方への走行アシストはあまり無いが、母指球からつま先での蹴りだし感はとても良い。
テクノロジー|ソール
アウトソールはグリップ性と耐久性を高めたPUMAGRIPを採用している。
パーツは前足部だけでも3種類を組み合わせた凝った作りです。重量増と蹴りだしのグリップ向上のバランスを考え、白色のパーツを前方の黒と黄色のパーツ間に配していると思われます。(下写真)
アウトソールのパターンは小さなブロックを組合わせた形状で雨天時のグリップ性も良いとの事です。
アウトソールのラバーの真ん中に穴が開いていて、ブラックのカーボンプレートがちょっと見えるところが良いですね。
テクノロジー|アッパー
アッパーには、フィット性と通気性を両立した、柔らかいエンジニアードメッシュを採用。実際に履いてみると、見た目よりも伸縮性の強いメッシュで足をしっかりと包み込んでくれて好感触です。
また、シュータンの両端から伸縮性素材で足を包み込むので、脚のブレをおこすことなく快適な走行と、ストレスの少ない快適なフィッティングが良い感じでした。
インソール
最後にインソールですが、踵のおさまりと土踏まずのサポートをしっかりしています。
また特質すべきなのは重量で、わずか13gでした。
通常はコストの関係でインソールは犠牲になることが多く、重量は20g以上あるのが普通なのです。
しかし、シューズをこれ以上重くないしないように軽量インソールを採用していて、見えにくいところもしっかりと作っているな、とプーマさんの心意気を感じました。
価格
発売が2022年8月と半年以上経過し、2023年に新色が追加されたので、22年の旧色が少し買いやすい価格になってきたと言えます。
なのでもし旧色で在庫があればお買い得だと思います。
セール品は概ね30%オフくらいになって来ているので、さらにお得なクーポン等を見つけたら在庫があるうちに即ポチることをおすすめします。
全体まとめ
これだけ高性能の素材と機能を使ったカーボンシューズが、実質1万円前半で購入出来るのは、かなりお買い得の高コスパシューズだと言えます。
実際に履いた走行感からお伝え出来る事は、プーマのディヴィエイト ニトロ2は反発性と安定性を高度に両立している稀有なカーボンシューズだと感じたので、安心してスピード走行が出来るカーボンシューズとして購入して良かったと思っています。
デザインも個性的でカラーも豊富に用意されているので、スピード走行用に一足購入して間違いのない良いシューズだと思います。おすすめです!
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