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自費レビュー|ニューバランス フューエルセル スーパーコンプ エリート v4 走行感・サイズ感・重さは? NB FuelCell SuperComp Elite v4 WRCELCT4

グッズ

こんにちは、夫婦で旅するランナーの「旅ラン夫婦」です。
ニューバランスのレーシングモデル「エリートv4」を購入しました。

パリオリンピックのマラソンで6位(日本人最上位)に入賞した赤崎選手が履いていたのを見て興味を持ち、レース用に購入してみました。

購入後、練習及びハーフマラソンレースでも使用してみたので、その実走からの走行感やサイズ感などをレビューしたいと思います。

エリート v4の特徴

新作の「エリートv4」は、反発性が向上した新しいFuelCellコンパウンドと、改良されたカーボンファイバープレートを搭載し、前への推進力が旧モデルより格段に良くなりました。

ロッカー構造のように反り上がった形状は、より前への蹴り出しをサポートするようなデザインになっています。

また、ブルーのカラーが爽やかな感じで良いですね(前のイエロー系よりこちらが好み)

アップデートポイント

前モデルからのアップデートポイントは以下になります。

  • ミッドソール素材に「PEBA」を配合し反発力を向上。
  • 改良した「エナジーアークカーボンプレート」で推進力を向上
  • より厚みを増した2層構造ミッドソールとカーボンプレートでランニングエコノミーを改善
  • 新しいエンジニアードメッシュアッパーを採用し、フィット感向上とブレ抑制を図った
  • アウトソールラバーを縦方向に配置した新デザインを採用し、前への推進力とグリップ力を向上

こんなランナーにおすすめ

このシューズの特徴と走行感から言うまでも無く「レース用」のトップモデルのひとつです。

でも、厚底スーパーシューズなのに安定感があり、さらにレスポンスが良いのでリズムを作りやすくて、とても走りやすい優等生的なシューズです。

着地時のフラつきも少ないので、サブ3.5~サブ4狙いのランナーさんにも履きこなせるような懐の深いシューズだと感じます。

ただちょっと気になるのは重さでしょうか。
(あくまでアルファフライやメタスピードと比べての話で、軽量なシューズのひとつです)

エリートv4 詳細情報

走行感

履いてみるとミッドソールの柔らかさと心地よい足入れ感があります。
走り出すと、反発性は申し分なく良くて、履いているアルファフライほどではありませんが、遜色ないほどに弾む感覚があります。

幅広いソールの効果なのか、安定性があって、着地のフラつきも少なく、自然と前に脚が出る感じでとても走りやすいシューズです。

着地はミッドからフォア気味のところが気持ちよい感じで走れます。

キロ5分でもリズミカルに走れるので、トップ選手だけでなく3時間後半~サブ4狙いのペースでも履けるシューズだと思います。

テクノロジー|ミッドソール

2層構造のFuelCellミッドソールのコンパウンドには「PEBA」を採用。
より反発弾性・エネルギーリターンの向上を実現させた新たなフォームになっています。

新フォームは、前への推進力を大きく向上させ、スムーズにスピードに乗りやすいソール形状との相乗効果で、高速レースにも適したシューズになっています。

さらに、改良したカーボンプレートを挟み込むことによって、最大限のエネルギーリターンを生み出すように開発されたとの事。

実際に履いてみると、アルファフライ2に近い反発弾性を感じます。
また、ソールも旧モデルより厚くなり規定上限の40mmの厚さになっています。

反発弾性が高いながら安定性もあるので走りやすく、とても良く出来たソールのシューズだと思います。

テクノロジー|アッパー

アッパーには新しくデザインされたエンジニアードメッシュを採用。
2種類の素材を組み合わせて、軽量化を実現しながらもフィット感を高める「ファントムフィット」で、走行時の靴内の足のブレを抑制しています。

通気性も高く、靴内にLEDを入れて撮影すると、メッシュの編みが良く分かります。

シュータンも新しくなり、パッドやクッション性はあまり無いシンプルな薄いフェルトのような素材になっています。
この点は、履きごごちの点で好みが分れるかもしれませんが、私の場合は、伸縮性のあるアッパーのためか特に問題なくフィットしています。

シンプルなシュータン

テクノロジー|ソール

アウトソールは「Date to Design」のコンセプトで構築された縦方向のラバー配置と、滑りにくいデザインとなっています。

この「Data to Design」とは、ニューバランスの新しいコンセプトで、走行時の重心移動の軌跡データを元に、接地から足抜けまで、スムーズな重心移動をサポートするラバー配置を設計するコンセプトです

ソール形状は湾曲しているロッカー構造で、接地から前への重心移動をサポートするデザインとなっています。

ドロップは4mmと少な目で、接地感はフラットな感じがしますが、それがロッカー構造との相乗効果で、自然な接地感から脚が前に進むようになっているのかもしれません。

走ってみて、その安定感の高さに驚きましたが、確かにアウトソール幅は広めに設計されていました。
実測値で、前足部が94mm、踵部が76mmと、レーシングモデルの中では広いソールとなっていました。これはナイキのペガサスとほぼ同じ幅になります。

前足部のトウスプリングは約58mmで、かなり反り上がりが強い設計になっています。

※計測したシューズサイズは全て23.5cmです。

サイズ感

基本的に、いま履いているシューズと同じサイズで良いと思います。

ちなみに、私が履いていたシューズで例えると、ナイキ「アルファフライ2」、「ズームフライ5」、アシックス「メタスピードスカイ」などと同じサイズ感です。

重量

エリートv4の重量の実測値は188gでした。

実測値は188g(23.5cmで計測)

これは最新のレーシングモデルの中ではちょっと重い部類になります。(アルファフライ2は177gでした)
重量は安定性を高めた結果かもしれませんので、この調整は難しいところですね。

履いた感じでは、その約10gの重さの違いは分かりませんが、シリアスランナーさんならちょっと気になる差なのかもしれません。

ちなみに、メンズ26.0cmの実測値は221gだったそうなので、目安として他社のレーシングモデルと比べて約10%ほど重い感じです。

価格

価格は29,700円(税込)と、最近のレーシングモデルが約3万円くらいなので同じくらいの値段ですが、なかなか高い買い物になりますよね・・・(ナイキよりは安いけど・・・)

なので、カラーにこだわらなければ新色ではなく、春モデルのカラーが30%オフのお買得価格でセールになってきているので、在庫があればそちらの方がコスパ視点からはおすすめかもしれません。

<メンズ:春カラー>

<レディース:春カラー>

爽やかなブルーが好きな方はこちら⇩

<メンズ:ブルー>

<レディース:ブルー>

マラソンシーズンも始まりました、今シーズンも楽しみながら頑張りましょう!

旅ラン夫婦の自費レビューでした。

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