マラソン後はゆっくりと温泉に浸かり、旨いものを食べるのが大好きな旅ラン夫婦の私たち。宮崎でもたくさん食べてきましたので、美味しかった宮崎ご当地グルメと、知る人ぞ知る隠れた焼酎処の宮崎日南の焼酎蔵を紹介します。
宮崎地鶏の炭火焼き「とり繫」
乾杯ビール・焼酎と相性抜群な“宮崎の食”といえば「宮崎地鶏の炭火焼き」が間違いありません!
鶏のもも肉を豪快に炭火の炎の中で一気に焼き上げた黒い見た目が特徴の宮崎の地鶏の炭火焼き。味付けは塩のみとシンプルですが、程よい弾力の鶏肉からあふれ出す肉汁と炭火焼きのスモーキーさが相まって、とてつもない旨味が口の中に広がります。
ここに冷えたビール(焼酎でももちろんOK)を投入すると、、んーーーたまらん!!
宮崎市街には雑誌やTVに出た有名な地鶏の炭火焼きのお店が多くありますが、今回訪れたのは宮崎市街から5㎞ほど郊外にある隠れ家的なお店「とり繁」さん。
地元の方が多く方言が飛び交っていますが、実はスポーツ選手や芸能人が訪れる、隠れ家的な知る人ぞ知るお店だそうですよ。
お店はご夫婦で切り盛りされていて、とても気さくで素敵なご夫婦でした。
「青太で走ってきました~」とマラソンの話になり、
「いや~、お金を払って苦しい思いを買うなんてすごいね」、とある意味”核心”をつかれて大笑いしてしまいましたwww
炭火焼の他にタタキもおすすめです。奥様が手作りされているポン酢がタタキとの相性が抜群です。是非こちらも!
ごちそうさまでした。美味しかったです!満足!!
チキン南蛮「味のおぐら本店」
チキン南蛮発祥のお店として地元の方に愛されている「味のおぐら本店」は創業65年の老舗。
宮崎県民のソウルフードとして、使う鶏肉がむね派ともも派で好みが分かれるそうで、甘酢を使うところが本場宮崎の特徴。
おぐら本店はむね肉を使い自家製タルタルソースがたっぷりとかかっています。
鳥のむね肉なんだけどジューシーで、揚げた衣にほどよい酸味の南蛮酢とタルタルが絶妙でたまらなく旨くご飯が進みます。
お店の場所は山形屋デパート裏の路地にたたずむ感じが昭和の洋食屋さんの雰囲気。
店内もビロード張りの椅子、窓にレースのカーテン、湯飲み茶わんの丸メガネのシェフの絵も可愛い素敵なお店です。
クセになる自家製のタルタルソースは、冷やしたサラダ油、酢、卵の黄身を混ぜてマヨネーズをつくり、そこにタマネギ、きゅうり、ゆで卵などを入れるそうです。
またポイントとなる南蛮酢も自家製で、ニンジンやショウガなどの野菜に、レモン、ナツメグ他の香辛料、砂糖を多めに入れて煮切ってつくるとの事です。
だから特徴のあるおぐら独自の味のチキン南蛮になるのですね。
美味しかったです!ごちそうさまでした。
辛麺「辛麺屋 桝元」
宮崎発祥の辛麺とは、たっぷりの唐辛子とニンニクが生み出すコクのある赤いスープに、そば粉と小麦粉で練られた独特の食感の通称「こんにゃく麺」と呼ばれる麺、そして具はたっぷりのニラ、ひき肉に辛さを包み込む溶き卵が加わり、「激辛だけど美味しくてヘルシー」な宮崎ソールフードの代表格です。
食べると、辛さの中にコクとまろやかさを感じ、ニンニクとニラがふわりと香ります。喉越しの良いこんにゃく麺と、パンチのあるスープとのバランスが絶妙です。また塩分強めのしょっぱい味がマラソンで失った塩分補給にちょうど良いかもwww
元は宮崎県延岡市で飲んだ後の〆の一杯として食べられていたのが口コミで評判が広がったとのこと。今では関西関東にも店舗が出来てすっかり有名になった辛麺。
辛いのは苦手と言う方でも、まったく辛くない0辛~激辛の30辛まで選べるのはありがたい。
飫肥の天ぷら「こだま屋」
飫肥の天ぷら「飫肥天」とは、宮崎県日南市飫肥地区の郷土料理で、飫肥藩時代から伝わる数百年の歴史がある独特の天ぷらです。
名前は天ぷらとなっていますが、一般的な天ぷらとは異なり、衣を付けないで素揚げした白身の魚のすり身の揚げかまぼこになります。
「こだま屋」さんは地元の方からおすすめされたこじんまりとしたお店。
おばあちゃんが手作りですり身から作られているそうで、揚げる前のすり身の練り材料も買うことが出来ます。
特徴は、魚のすり身に豆腐や黒砂糖、味噌をまぜ合わせているので、ほんのり甘くてやさしい風味が独特。飫肥城下町の食べ歩きのおやつとしてちょうど良い感じ。
ふんわりとしてやさしい甘味の飫肥天、旨かったです!ごちそうさまでした。
この飫肥城の城下町だが、とても保存状態が良く江戸の雰囲気が感じられる。
全国区で有名ではないが飫肥城下町はノスタルジックでとっても素敵!
名が知れて人気観光地になる前にこんどはゆっくり時間を取って再訪したいところだった。
日南一本釣りカツオ炙り重「港の駅 めいつ」
宮崎県日南市はカツオの一本釣りの水揚げが日本一なんです!
その新鮮なカツオを炭火で炙って食べる日南市公認ご当地グルメ第一号の「日南一本釣りカツオ炙り重」を頂きました!
刺身でももちろん旨い一本釣りのカツオを、2種類の漬けカツオにして七輪の炭火で炙ってご飯にのせて頂きます。旨い!旨いですよこれは!
しかも、カツオのカツ、あら炊き、あら汁とカツオ尽くしを堪能でき、最後の〆は炙りカツオをのせたご飯に熱々の出汁をかけた炙りカツオ出汁茶漬けにして楽しめます。
いや~、これは旨すぎ!旨すぎです!本当におすすめ!
ごちそうさまでした。
チーズ饅頭「菓子処 わらべ」
宮崎を代表する銘菓・お土産といえば「チーズ饅頭」だそうですよ。旅ラン夫婦は知りませんでした、、、
それで、おすすめされた発祥の店と言われる「菓子処 わらべ」さんで購入!
ここのチーズ饅頭は出来立てが一番美味しいということで地方発送はしておらず、お店でしか販売していない宮崎に行かないと買えないお菓子です。
食感は、サクサクの生地に、しっとりとしてちょっと酸味が効いたクリームチーズが入っています。出来立てじゃないと生地のサクサク感がだんだん無くなってくるそう。(いちおう要冷蔵で消費期限3日間)チーズ好きなら一度はご賞味あれです。
その昔、ANAのCAさんに大好評で広まったのと言うのも納得の美味しさでした。ちなみに、予約しないと売切れてしまうこともあるので、午前中に予約した方がよいそうですよ。
なんじゃこりゃ大福「お菓子の日高」
もうひとつ宮崎のお菓子で有名なのが「なんじゃこら大福」。もうネーミングからしてどんな大福なの?と気になりますよね。
なんじゃこら大福の元祖「お菓子の日高」さんへ伺いました。
「お菓子の日高」さんは宮崎ではおそらく一番有名な和菓子屋さん。市内に複数店舗と宮崎駅・空港のお土産売り場にも入っています。
さて肝心の「なんじゃこら大福」ですが、でかい!でかいです!
大きさは握りこぶしほどで、ひと一口で一気食いしたら絶対窒息します、死にます。それほどインパクトでした。
外の生地は真っ白で餅で、正統派大福餅のたたずまいです。しかし中身が凄かった。
たっぷりのつぶあんに、イチゴ、栗、クリームチーズが詰まっています。
そして、ひとくちかぶりつくと、甘~い、とにかく甘い。甘党が泣いて喜ぶ甘さですよ!
でも、ふたくちめでクリームチーズのところをかぶりつくと、あらなんか少し口の中がさっぱりする!? なるほどそういう組み合わせなんだ。「なんじゃこら大福」意外といいじゃないwww
ちなみに洋菓子バージョンの「なんじゃこらシュー」もあったけど、もう「なんじゃこら大福」でお腹いっぱいでした。一度にふたつとも食べ比べて完食された方、いたら感想教えてくださいね。
ごちそうさまでした。
宮崎の焼酎
宮崎県南部の日南の焼酎蔵はご存知でしょうか?
宮崎の焼酎と言えば、大手の霧島酒造さんや雲海酒造さんが全国的に有名ですが、実は古くからの城下町である日南市飫肥から港町油津には小さな焼酎蔵が10社ほどひしめいていて、知る人ぞ知る隠れた焼酎処なのです。
日南に焼酎蔵が多いわけは、サツマイモの名産地であることと、年間降水量の多い地で、井戸・湧き水などとても水に恵まれた土地に、人々が集う飫肥城下町のお膝元であるため、食中酒である芋焼酎の需要は昔から高かったそうだ。
なので、江戸時代から明治にかけて100年以上続く蔵も多く、そのほとんどが地元で消費されている。しかし近年の焼酎ブームと、日南の焼酎のクセのないまろやかな味が飲みやすいことから人気が出てきたとの事。
小さな焼酎蔵のほとんどが昔ながらの手造りで、それぞれに個性ある焼酎を造り行っている。なかには少量生産で地元以外では入手困難な焼酎もあるそうなので、時間があれば蔵元を訪れて飲み比べをしてみるのも楽しい。
古澤醸造合名会社
宮崎県内でただ一つ、創業当時から土蔵造りの醸造蔵で昔ながらの焼酎造りをされている古澤醸造さん。大堂津の旧市街の狭い道を迷いながら行ってきました。
急な訪問にもかかわらず、5代目杜氏の古澤雅子代表が自ら対応して頂けました。
購入したのは、代表銘柄の「八重桜」と3年熟成の「一壷春」。
古澤代表によると、芋の香りを楽しみたいのなら新酒の「八重桜」がおすすめとのこと。若い焼酎ほど芋の香りが強く、芋好きならその年に仕込んだ焼酎が好まれるそう。
逆に、3年以上寝かせた焼酎は芋の香りが抜けてスッキリとしてまろやかな味わいの焼酎になるとのことで、せっかくなので飲み比べで3年熟成の「一壷春」も購入したのだ。
八重桜を古澤代表おすすめのお湯割りで頂きます。
芋の香りがふわっと立ち昇り、口の中に含むと芋の風味がしっかり感じられる。そして鼻孔に芋の芳香の余韻が残る。確かに香りが立つお湯割りがおいしい。
芋好きにはたまらない焼酎だ。地元で長年愛飲されているのも納得。おすすめです!
3年熟成の一壷春はロックがおすすめとのこと。
熟成したからでしょう、芋の香りがほとんどしません。口に含むとキリっとした飲み口でクセがありません。後味はまろやかな余韻。
好みにより、芋の香りと味を楽しみたいなら「八重桜」。逆に味や香りよりも口当たりまろやかなお酒が好きなら一壷春がいい。試しに一壷春をお湯割りで飲んでみたが、だんぜんお湯割りは芋が強く感じられる八重桜が旨かった。(あくまで好みで)
南国の宮崎はトロピカルな雰囲気があって海も山も景色が良く、ご当地グルメも海と山の幸で美味しく、そしてご当地焼酎が旨い、とっても素敵なところです。
ぜひ、ゆっくりして旅ランを楽しんできてくださいね^^
宮崎の主なマラソン大会
- 青島太平洋マラソン
- 都農尾鈴マラソン
- 都城さくらマラソン
- えびの京町温泉マラソン
- つわぶきハーフマラソン大会in日南
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