今シーズン用のシューズを探しているランナーの方へ、新作シューズの特徴とレビューをまとめてみました。
2024-2025年シーズンのニューモデルが各シューズメーカーから続々と発表されてきました。
最新モデルをチェックして自分に合いそうなシューズ、もしくは履いてみたい魅力的なシューズ探しの参考と購入検討にお役立てください。
昨シーズンはフルマラソンを10大会完走しましたが、今シーズンも10大会ほど走る予定です。
レースに向けてシューズ選定は重要なので、充分に検討し、納得して購入し、練習と大会にのぞみたいと思います。
購入予定は、練習用とレース用を2足ずつ、合わせて4足を選定する予定です。
今回は、アシックスの新作シューズ「ゲルカヤノ31」を見ていきましょう。
《 2024新作レビュー:関連記事 》
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ゲルカヤノ31|安心の超定番シューズ【ジョグ・LSD用】
アシックスを代表する超定番、ゲルカヤノシリーズの31代目となるニューモデルが7月に発売されました。
GEL-KAYANOシリーズは、長時間走っても、ココロもカラダも心地よく、快適で安定して走れるように設計されていますが、前作の「30」からどのようにアップデートされたのか興味あるところです。
ゲルカヤノ31の特徴
アシックス曰く、「走り終わるその時まで、快適な状態を維持すること」がゲルカヤノ31の開発目標であり特徴であるとの事。そのためなのか、新作は主にアッパーが変更されています。
アッパー素材は、前作のニットからメッシュに変更され、通気性と伸縮性が改善。
また、アッパー内外の形状を非対称配置にし、内側への倒れ込みを防ぐオーバープロネーション対応が向上されています。
ミッドソール素材は前作から変更なく「FF BLAST PLUS ECOクッショニング」と「PureGEL」の組合せと「4Dガイダンスシステム」も継承されています。
なので、クッショニングやサポート性の良さは前作から継承し、より安定性と履きごごちの快適性を向上させる方向にアップデートされた、と言えますね。
ゲルカヤノ31 カラーバリエーション
(メンズ)
(レディース)
アップデートポイント
前モデルからのアップデートは以下のポイントです。
- ゲルカヤノ31のアッパーはメッシュを採⽤し、通気性と伸縮性が向上。
- アッパー内外の形状を非対称配置にし、内側への倒れ込みを防ぐプロネーション対応が向上
- シューレース位置とシュータンデザインを変更、快適性とホールド感を見直し。
- 足首周りが二重構造化され、プルタブが追加されて履きやすく。
- ミッドソールのヒール形状を外側に膨らませて着地の安定性を向上。
- アウトソールラバーのブロックデザインが変更。
- ミッドソールとアウトソール素材は前作から変更なし。
新旧シューズ比較
<ミッドソール>
ゲルカヤノ31のミッドソール素材は前作から変更なく、「FF BLAST PLUS ECOクッショニング」と「PureGEL」の組合せに「4Dガイダンスシステム」を搭載。
ミッドソール部の外観上の一番大きな違いはヒール部分。ヒール部分の形状が変更され、外側に膨らませて着地時の安定感を増すデザインに変更。
内側だけでなく、ヒールから中速部まで外側に膨らんで、着地時の横ブレを防ぐ形状に。ヒールストライカーには嬉しい改善。
「4Dガイダンスシステム」は前作から継承。ミッドソールの内側に配置されたフォームパーツが、着地時のアーチ位置を適切なポジションに回復するのを促し、安定性と効率的な走りをサポート。
<アッパー>
新作の最大のアップデートポイントがアッパー。
素材が「ニット」から「メッシュ」に変更され、通気性と伸縮性が改良された。
また、外観から見えないが、アッパー内外の形状を非対称配置にして、内側への倒れ込みを防ぐオーバープロネーション対応された。
確かにメッシュ素材のデザインも網目が大きくなり、通気性は良さそうだ。
また、足首周りが二重構造化され、プルタブが追加されて履きやすくなった。
さらに細かいところだが、シューレース位置とシュータンデザインを変更、足首周りの快適性とホールド感を見直したようだ。
<アウトソール>
アウトソールの基本デザインは踏襲されつつ、前足部のブロックデザインとパターンが変更されている。前作の接地面は、ひし形だったが、新作では細い直線状の形状となった。
メーカーは特に前足部のブロックデザイン変更に言及していないが、前足部の横溝形状が、内側からの蹴りだし方向に変更されている事から、よりオーバープロネーション(回内)からの蹴りだしを意識した変更と考察する。
この変更が、蹴りだし時にどんな効果を生み出すのか興味があるところだ。
<重量>
ゲルカヤノ31の重さは、前作とほぼ同じ重さに仕上がっている。厳密には数グラム重くなっているのだが、手に持っても、履いても、まったく重さの違いに気がつかないレベル。
- ゲルカヤノ31:約305g(メンズ 27cm)・約263g (ウィメンズ 25cm)
- ゲルカヤノ30:約300g(メンズ 27cm)・約260g (ウィメンズ 25cm)
※重量は参考推定値
評判
アシックス公式HPレビューや先行試走ランナーのコメントを要約してみました。
新しいゲルカヤノ31の評価については「クッショニングが前作よりも柔らかくなった」とのコメントがあった一方で、固くなったというコメントは皆無です。
ソールの素材と構造は継承されたのに、少し柔らかい履きごごちになったと感じる方が多い傾向です。
アッパーについては「暑い季節でも更にシューズ内部の通気性が良くなった」と、メッシュへの変更が評価されています。
また、変更点がアッパー中心のマイナーチェンジでの値上げだったので、値下がりした前作30を推めるコメントも散見されました。前作の在庫があるうちは購入に際しては悩むところですね。
価格
ゲルカヤノ31の値段は、前作から1,100円上がって税込20,900円。
消費者物価は値上げ傾向なので致し方ない、とは言え据え置き価格で頑張って欲しかった…
実売価格をチェックすると、発売されたばかりなので値引きはまだほとんどありません。
現状、お店のクーポンやタイムセール等で、10%引き前後で購入出来れば良しという感じです。
最新価格・在庫チェックはこちら⇩
<メンズ>
<レディース>
在庫とサイズがあればお買得になった、前作ゲルカヤノ30はこちら⇩
アシックス新作の購入はこちら⇩
※記事中の写真はアシックス公式HPより引用
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