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食べランレースレポート|宮城【東北みやぎ復興マラソン】~走って、飲んで、食べてきました『復興支援と牛タン笹かまとフラットコース』

レースレポート

宮城県で11月に開催される「東北・みやぎ復興マラソン」を完走して来た旅ラン夫婦です。

「東北・みやぎ復興マラソン」は、東日本大震災の被災地の復興に寄与することを目的に2017年から始まった新しい大会です。
コースの約7割が津波の浸水域で、移り変わる街の様子や復興の軌跡を体感できる42.195㎞になっています。

東北のご当地名物を味わいながらのランと、あの大災害の記憶とその復興を感じながらのランとなりました。

2024年大会は、晩秋とは思えないほど穏やかな小春日和のなかを走る、とても快適なマラソンとなりました。

スタート会場(弘進ゴムアスリートパーク仙台)

大会会場の「弘進ゴムアスリートパーク仙台」は、仙台駅西側の楽天球場に隣接する一帯にあります。
会場へのアクセスは以下のように、仙台駅から徒歩または鉄道利用です。

車の場合は、仙台駅周辺に多くあるコインパーキング利用が便利です。

今回は、地下鉄東西線の連坊駅近くのコインパーキングに車を停めて「弘進ゴムアスリートパーク仙台」まで徒歩で向かいました。
ちなみに、駐車料金は1日500円でした(周辺相場は500円~800円/日ほど)

スタート会場は弘進ゴムパークの少し先になります

JR仙石線の宮城野原駅にちょうど電車が着いたようで、出口からたくさんのランナーさんが出て来ました。
この宮城野原駅は、スタート会場に隣接しているのでとてもアクセスが良い大会です。

宮城野原駅から会場までの道(駅から徒歩約5分)

スタート会場は広く、1万人以上の参加者数にもかかわらず、あまり混んだ感じはしません。
ただ未舗装の上の仮設だったので、今回は晴天で問題ありませんでしたが、雨天ではちょっと厳しいかもしれません。

トイレとウォーミングアップは、競技場内が空いていておすすめです。
荷物預けやスタートブロック近くの仮設トイレは行列でしたが、競技場内のトイレはガラガラで、こちらに移動するのがおすすめ!

トラック脇でストレッチをしていたら、サザエさん一家が登場!
仙台とサザエさんって何か関係があるかなぁ?

調べたら、2019年に宮城県の観光PRキャラクターとしてサザエさん一家を起用したそうです

食べランレースリポート

抜けるような青空の下、午前9時10分いよいよ一斉スタートです。
今回、食べラン組はDブロックからスタート。全エイド完食目標です。

Dブロックはサブ4~4.5です。
スタートラインまでのロスタイムは約3分20秒。

今回のゲストは、昨年の東根さくらんぼマラソンで一緒に写真に収まってくれた千葉真子さん。
いつものハイテンションで応援頂きました!

サザエさん一家にもお見送り頂きました。

スタートからしばらく、たくさんの応援が!

仙台すずめ踊り連盟さん、ありがとうございます!

スタートして約3kmで、最初のアップダウンの跨線橋(JR仙石線)を渡っていきます。

跨線橋以外はフラットなコースで、国道4号線の下を通るとまもなく5kmです。

5km地点からいきなり視界が開け、畑の中の一本道を進みます。

7km付近で、コース最高地点の宮城野大橋を渡ります。

最高地点のアップダウンと言っても、この写真の程度なので、風さえ吹かなければ記録が狙えるコース。

さて、いよいよ最初のご当地エイド(第4エイド:9km地点)に到着!

ここでは「ぶどう液ジュース」と「薄皮まんじゅう」が提供されます。

ぶどう液は、カップに小分けしてあります。
明るい陽射しのなかで、赤ぶどう液がルビー色にキラキラと輝いて綺麗です。
飲むと、ぶどうの風味とほどよい酸味と甘味が口中に広がります!おいししいいいい~~!!!

次に、薄皮まんじゅうのテーブルです。
一口サイズのまんじゅうのひとつひとつに、爪楊枝が刺してありました。
ボランティアさんの準備に頭が下がります。ありがとうございました!!

茶まんじゅうと白まんじゅうの2種類ありました。
ごちそうさまでした!

このエイドの「亘理ぶどう液」があまりに美味しかったので調べたら、大正7年創業以来、昔ながらの伝統的な栽培技術と製造方法を守って製造している田所食品さんが提供されていました。
葡萄本来の味(自然の味)を最大限に生かした本物の葡萄ジュースだったのです!

復興の一助にお役に立てばと、ポチっとさせていただきました。

10km地点から、七北田川の堤防沿いを走ります。

12.5km地点の第5エイドは、給食の定番の「バナナ」と「アルファベットチョコレート」。

「復興支援に感謝します!」とのメッセージがありますが、この「復興」の文字はコース上でたくさん目にしました。

第5エイドを過ぎるとすぐに最初の折返し(12.8km)です。

堤防沿いの道路を戻り、高砂橋を渡るとまもなく15km。
11月とは思えない”ポカポカ”な陽だまりのなかのランです。

今回は、ファンランなので気持ち良く走っていますが、ガチランならば暑くてちょっとたいへんかも(日中気温は20℃近くまで上がったそう)

15km地点を過ぎてまもなく、津波対策として造成された「東部復興道路」へ上ります。
震災の時、海岸の松林を越えた津波が、田畑の上を走るように押し寄せてくる映像を思い出しますが、まさにその場所です。

約6メートルかさ上げされた分が、海岸堤防・海岸防災林と併せた多重防御で、津波からの安全確保を図るため堤防になるのです。

ふたつめのご当地エイド(17.7km地点)に到着!

ここ第6エイドでは、「波立」という和菓子と「しおサイダー」です。

和菓子「波立」は福島県いわき市の「菓匠梅月」さんの提供です。
「菓匠梅月」さんは明治24年創業の老舗。東日本大震災で津波に襲われた後、家屋は火災で全焼。閉店の危機を乗り越え、大変な思いをされながらも再建されたそうです。

「波立」はゴマ餡の焼饅頭で、バター風味の生地に抹茶のそぼろと胡桃が上に載っています。
とても懐かしい味わいで、お茶請けにピッタリ。ほっこり、とした気分になります。

こちらもひとつひとつ爪楊枝を刺して準備頂いていました。ありがとうございます!

今年震災に襲われた能登半島から「しおサイダー」が提供されています。
能登の震災はまだ記憶も新しく、復興もまだまだこれからという状況です。

「しおサイダー」は奥能登伝統の製塩法で作られた塩味が効いた炭酸飲料。
さっぱりとしていて、甘すぎないので喉を潤すのに丁度良いサイダーです。そして、塩分の補給にもなるのはランナー向きかも(1本に1gの塩入りだそう)

能登の復興支援にもポチっと応援を!

18.3km地点では、琉球國祭り太鼓宮城支部のメンバーによる「エイサー」応援、ありがとうございます!

20km地点を過ぎてすぐの第7エイドは、三つ目のご当地エイド。

震災遺構の荒浜小学校跡の近くにある、フルーツパークで収穫された新鮮なりんごを頂きます。

爽やかな酸味のりんごと、さっぱりとした甘さのりんごの2種類を味わって、レース後半のエネルギーとビタミン補給が出来ました。

りんごのエイドから2kmほど進むと、前方で立ち止まるランナーさんがいるなぁ~?、と思っていたら、なんとサラブレットでの応援が!!

サラブレットの脚の筋肉が逞しく、見るからに速そうでカッコイイですね~

第8エイドは、井村屋さんのスポーツようかん。
これは、緊急時の備蓄品から期限に近いもの無駄に捨てることなく、エイド給食で活用されているそうです。

そして第9エイドに到着!

ここの給食は、「糖分」x 3種
の甘~いエイド

仙台で有名な「ずんだ」と、名取市の純米酒「藤の雫」の酒粕で作った飴ちゃん。

そして有名ショコラティエのチョコレート。

東京銀座のショコラティエが何故?と思ったら、仙台に出店されているそうです。
チョコレートはカカオの香りが高い、高級板チョコ「FARM to BAR」を一口サイズに割ったもののようでした。
美味しかったです!ごちそうさまでした!!

さて、糖分をたっ~ぷり補給して快調に進みます。

そして本日のメイン、牛タン&笹かまの第10エイドにやって来ました~!

牛タンは名取市の陣中さんから、
笹かまは閖上が創業地の佐々直さんから

牛タンの「陣中」さんは、震災後に名取市へ本社・工場を集約。この第10エイドのすぐ近くなのです。

エイドの後ろからは、牛タンを焼く煙がモウモウと上がり、じゃんじゃんと牛タンが提供されます。
「お替りどうぞ!」と、いくつも差し出されるので、ついつい食べてしまいます。
猛烈にビール🍺が飲みたくなってきました(笑)

そして次は「笹かま」がズラ~りと整列してお出迎えしてくれています!

「笹かま」も”もぐもぐ”と頂きます!
贅沢言えば、わさび醬油があったら最高のビールのおつまみ!!

もう完全に脳内がビールでいっぱいになっちゃいました。

30kmの表示を見ても、あと残り12kmちょっとでビール!だと思ってしまいます(笑)

七つ目のご当地エイドの第12エイドに到着!

にしきやさんの「紅玉りんごの冷製ポタージュ」

酸味が特徴の紅玉りんごを使ったポタージュは初めてです。

飲むと、クリーミーでちょっとバター風味なのかな? 紅玉の酸味と風味とのマリアージュなスープです。美味しくてお替り頂いてしまいました!
ごちそうさまでした!!

ニシキヤキッチンさんも宮城県岩沼市にあるご当地メーカーさんです。
購入はこちらからどうぞ⇩

33.5km地点は、到達した津波の高さの慰霊碑がある「千年希望の丘相馬釜公園」。

公園には、地元や地縁のある方々がたくさんいらっしゃって、熱い応援で我々ランナーを迎えてくれました。

慰霊碑の場所では、立ち止まって合掌するランナーさん、黙祷を捧げるランナーさんや、「鎮魂・記憶・希望」の鐘の音を鳴らして祈るランナーさんが多くいらっしゃいました。

レースは残り約7kmとなりました。
一日中天気は最高に良く、真っ青な空が広がります。

最後のご当地エイドに来ました。

ここは岩手の被災地、釜石の小島製菓の「ごまゆべし」です。

ごまゆべしは、もちもちとした食感と豊かなゴマ風味の素朴な味で、美味しく頂きました。

ゆべしテーブルに続いてバナナのテーブルです。

甘いゆべしでお腹も満たされたのですが、「バナナどうぞ~!」の明るい声と素敵な笑顔に思わずバナナも頂いちゃいました(笑)

バナナをもぐもぐしながら進むと、遠くに、フィニッシュ地点の名取市街地が見えてきました。

これでご当地エイド13種類完食です。
あとはゴールに向かうだけです。

市街地に入ってもコースはフラットで走りやすく、エイドも充実の楽しいランでした。

フィニッシュ会場

ハンドメイドの雄勝石製の完走メダル。

スポドリの他に、ジェルに、

ビール!!
と思ったら「アサヒ ドライゼロ」、でも嬉しい!!

などなど、た~くさん頂きました^^

最後は、ランナーサービスの「ふかひれスープ」!

温かいふかひれスープには贅沢な旨みがギュッと詰まっていました!
これ、マジに旨かったです!!

気仙沼ほていさんの高級ふかひれスープはこちらで購入できます⇩

フィニッシュ会場の復興マルシェでは、被災地から出店をはじめ、ご当地名物の屋台で賑わっていました。

牛タンもまた頂けます(ビールも!)

初参加の東北みやぎ復興マラソンでしたが、コースはフラット基調で走りやすく、エイドも充実して楽しい大会でした。

また、開催目的のひとつである、震災の記憶と防災啓蒙、そして復興支援について、改めてそれらの事を思い出させる大会でもありました。

みなさんも一度参加されてみてはいかがでしょうか。

フィニッシュ会場近くのおすすめ

ご当地人気のレストランとお土産がフィニッシュ会場の近くにあるので、ちょっと紹介しておきます。

レストランHACHI名取本店

地元で大人気のハンバーグと、横浜で開催されたナポリタンスタジアム大会で優勝したナポリタンスパゲッティの名店。

フィニッシュ後、しっかり食事を取りたい方におすすめです。
お店は、会場から徒歩3分ほどの至近です。

壽の三食最中本舗本社工場直売名取店

仙台の代表的なお菓子のひとつ「三食最中」の製造元です。

仙台駅でも買えますが、駅には無いお茶と試食サービスがあるので、ちょっとお得な感じです。
また、バラでも買えるので、自分のご褒美用に気になったお菓子をひとつづつ買えるのも嬉しいです。

こちらも会場至近で徒歩2分です。

日帰り温泉

最後に、名取市の日帰り温泉情報です。

フィニッシュ会場から徒歩圏内は「極楽湯名取店」の1件のみです。
車利用なら露天風呂がある日帰り温泉がおすすめです。

こちらの記事で紹介しています⇩

「東北みやぎ復興マラソン」を走ってみたい方へ

東北みやぎ復興マラソンはコース的に記録が狙えるフラット基調ですが、エイドを楽しみながらのファンランも楽しい大会でした。

また、年月とともに薄れていく震災の記憶を思い出し、災害の多い日本に住む我々の「防災意識」を再確認するにも良い機会になると思います。

宮城県は、旅ランにも楽しい街で、日本三景の松島や、秋保や鳴子温泉などの魅力的なスポットもたくさんあります。

牛タンを始め、ご当地名物もたくさん有って、大会が開催される11月ならば「せり鍋」が季節もののご当地名物としておすすめです。

歴史好きなら、戦国武将伊達家ゆかりの地です。
仙台城跡(青葉城)や瑞鳳殿などの歴史旅も面白いと思います。

東北みやぎ復興マラソンの旅ラン、ぜひ楽しんできてくださいね。

以上、旅ラン夫婦の食べランレースリポートでした。

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