徳島県下唯一のワールドアスレチックス/国際マラソンディスタンスレース、及び陸連公認コースでのフルマラソン「とくしまマラソン」を完走してきた旅ラン夫婦です。
食べきれないほどのエイド給食が用意されるという「とくしまマラソン」を楽しみながら走ってまいりました!
とくしまマラソンスタート会場
とくしまマラソンのスタート会場は徳島県庁敷地内です。
スタート地点も県庁前を走る国道11号線(吉野川バイパス)のかちどき橋手前になります。
公共機関利用は、最寄りのJR阿波富田駅からは徒歩約2分で利便性は申し分ありません。
ただし駐車場は吉野川河川敷等からシャトルバスとなり、会場まではやや距離が有って利便性は劣ります。
また、車は今回のような大雨の時には注意が必要です。
と言うのも、吉野川河川敷の駐車場は大雨で泥沼のようになり、ぬかるみにはまって動けなくなる車が続出し、JAFにレッカー救出される悲劇が多数おこりました。
スタート会場の徳島県庁前の駐車場は、明日の大会に向けての準備が完了し、案内表示も大会本部テントも設置されていました。
既に前日から雨模様で、大会当日も降雨確率100%なので、明日のスタート前に雨に濡れないような場所を探してみましたが、県庁敷地内では自転車置き場に屋根があるくらいで、残念ながら雨が避けられる場所は見当たりませんでした。
荷物預けはレイアウトが良く出来ていて、スタートブロック真横に大型トラックが横付け配置されています。
当日朝は荷物預けの混雑も無く、各マラソン大会の中でもいちばんスムーズでした。
ただし、荷物預かりは締切時間の8時30分厳守です。本当に締切ります。
スタート前にトラックを撤収させるため、締切り時間になると次々にトラックが走り去ってしまいましたので他の大会と違って時間厳守で荷物を預けるようにしましょう。
トイレは男女とも多数配置されていました。
トイレは県庁前の他に、D・Eブロック付近にも仮設が多数設定されており、大会当日朝は待ち行列は出来ましたが捌ききれていました。
更衣室は県庁に隣接したホテルのバンケットホールが用意されていました。雨天対策として満点です。当日朝に会場で着替えるランナーさんは雨の心配は不要です。
しかし、記事後半に書きましたが、スタート会場の雨対策は良かったのに対して、フィニッシュ後の雨対策はどうしてなのか不思議なくらいダメダメです。
酷評も酷評で、都市マラソンとしてはワーストクラスだったのがとても残念でした。
とくしまマラソンレース当日
夜間に降った激しい雨は朝方に少し小雨となり、とくしまマラソンスタート時間の午前9時前には小康状態となりました。ただ完全に止む気配は無く、今日は最後まで雨中のレースになることを覚悟してスタートしました。
大会ゲストは、山の神の神野大地さん、設楽兄弟、お笑いのネルソンズ、ヨネダ2000など、エントリー数が約7000人規模の大会としては意外に多いゲスト人数でした。
コロナ禍前の2019年大会までの定員は1万5千人の大きな大会だったので、その規模感のゲスト数なのかもしれません。
気になるのは、これまですぐ満員締切になっていたとくしまマラソンが、今年の募集定員を以前より半減させたにもかかわらず定員割れだった事。
昨年から今年にかけて走った他県の大会でも定員割れがいくつかあったので、マラソン大会はランナーから選別される時代になったように感じます。
確かに参加してきた多くのマラソン大会の中で、また走りたい大会と、走りたいとは思わない大会が正直に言うとあります。
今後、ランナーから支持されない大会は淘汰されてしまうのか、もしくはポジティブ思考で言えば、これを機会に改善を進め、より良い大会へと進化していくかの変革期に突入したと思います。
いま風に言えば、マラソン大会にもトランスフォーメーションが求められるようになったのです。
さて、スタート後は片側3車線の国道11号線を約3.5km北上していきます。
約2.5kmで吉野川を渡る吉野川大橋に到達。
ランナーはまだ集団状態ですが、道幅があるので走りやすく、自分のペースで進むことが出来ます。
四国三郎「吉野川」を渡る吉野川大橋の全長はなんと1kmも!
心配していた風も無く、雨以外は快適なランニングでここまで来ました。
晴れていれば、きっと吉野川とその向こうに拡がる徳島市街地と名峰「眉山」が綺麗なんでしょうが、雨で霞んでしまい残念。
そんな雨にもかかわらず、四国大学さんの阿波踊り応援に元気を頂きました!
ありがとうございます。
だんだんと雨が強くなり、気温がスタート時よりも下がったのか、走っても体が温まりません。
そんな悪コンデションの中を進んで10kmほどの地点に、嬉しいエイドがありました!
旬の「いちご🍓」エイドです!!
ランナー全員一時停止しています(笑)
雨の中のいちご配布、本当にありがとうございました。
真っ赤に色付いたいちごはあまりに美味しかったので本気で買って帰ろうと思いました。
しかし、フィニッシュ後のイベント会場に無かったのが残念でした…
来年、小松島のいちごをフィニッシュ後、もしくはイベント会場で販売されませんか⁉
絶対、売れると思いますし、また小松島市の農産業振興にも貢献すると思います。
いちごエイドから約7km走ると「とくしまの牛乳」エイドを発見!
そしてなんとそこでは徳島県知事の後藤田正純氏が牛乳を配っていました!!!!
快く記念写真に応じて頂いた、後藤田県知事(+牛さんマスコットのうしおくん)と”パチリ”
後藤田知事ありがとうございました。
そしてすぐ先のJA全農徳島さんのエイドでは、徳島米のおにぎりと、徳島特産のすだちジュース「ザ すだち」がありました。
ひと口大のおにぎりは走りながら食べやすいサイズでグッドジョブです!
そして、甘酸っぱい「すだちジュース」は疲れた身体に沁みました~!!
中間点を過ぎると向かい風が吹き始め、後半はちょっと苦戦のランとなります。
そんな疲れがピークになりそうな時、大休憩エイドがありました(笑)
まず、鳴門わかめがたっぷりトッピングされた「半田そうめん」。
そして「あま酒」と「ミニトマト」。
あま酒は飲む点滴とも言われるほどなので、ありがたく飲ませていただきました。
ビックリしたのは、コース途中なのにマッサージサービスが有るのです!!!
まだ残り15km以上あるのですが、マッサージベットに横になって施術を受けている画は初めて見ました。
そしてここで悲劇が、、、
動画撮影の電源Onにしたままポケットに入れてコースに復帰してしまい、そのままバッテリー切れになってしまいました(泣)
なので、写真はここまでになってしまいすいません・・・
この第7エイドの後は、轍にできた水溜まりを飛び越えながらゴールまで辿り着きました。
その途中の各エイドで美味しく頂いた「そば米雑炊」「フィッシュカツ」「阿波ういろ」、JALさんの「スカイタイム」の写真はありませんが、とても楽しく食べランさせて頂いた事をご報告させて頂きます。
フィニッシュ会場おもてなし
フィニッシュ会場では徳島ソウルフードでもある「金ちゃんヌードル」がふるまわれました。
食べないランナーさんはお持ち帰りも出来ました。
温かい金ちゃんヌードルは、冷えた身体に沁みました。
と言うのも、男子更衣室テントは遠く狭く、泥だらけのうえに大混雑で入れず、雨に打たれながら屋外で着替えを強いられるランナーさんが多数おりました。
急遽開放されたプールサイドも屋外プールなので雨ざらしで風は吹き抜けです。
これには多くのランナーさんが怒り、心証を害してしまったのも無理はありません。
当日が雨天というのは数日前から予報で分かっていたので、相当な雨対策を講じることは可能だったはずですからお粗末すぎました。
残念ながらこの失策でとくしまマラソンのクチコミ評価点がかなり減点されるはずです。
評価点が下がることでランナーの大会エントリー優先度は当然下がってしまうので、定員割れを克服するハードルを自ら上げてしまった感があります。
他がとても良かっただけにちょっと勿体ないですし残念でした。
超おすすめ「ランナーズ・クルーズ」送迎サービス
とくしまマラソン以外に見た事が無い”船での無料送迎サービス”である「ランナーズ・クルーズ」を使ってみましたが、とても爽快感のあるリバークルーズが楽しめました!
「ランナーズ・クルーズ」は、フィニッシュ会場(対岸の送迎バスが停車している後方)の対岸から、JR徳島駅近くのイベント会場まで送迎してくれるランナー向け無料サービスです。
橋を渡り、対岸の乗船場所からボードに乗り込みます。
雨天だからでしょうか、待ち行列もなくスムーズに乗船出来ました。
ビックリしたのはスピードです!
モーターボート並みにめちゃくちゃ加速するではありませんか!!
川面に白波を立てながらかっ飛ばして行きます。
なんか、とくしまマラソンでいちばん楽しく、印象に残ったことかも(笑)
あっ、という間に到着しました。
(信号待ち&渋滞するバスより断然に早かったです)
とくしまマラソンの「ランナーズ・クルーズ」は超おすすめです!!!!
下船して、当日イベント会場に行ってみました。
しかし、イベント会場は雨天のためでしょうか、閑散としてちょっと寂しく感じました。
奥のステージでは芸人さんが頑張っていらっしゃいましたが、観客はそれほど集まっておらず、この後、夕方16時30分からの神野大地さんと設楽兄弟のトークショーが盛況になる事を祈りながら会場を後にしました。
今回は、バッテリー切れで食べラン後半の写真が無くてすいません。
全てのエイドをお伝え出来ませんでしたが、とくしまマラソンはエイドがとても充実していて、中間点付近から数キロ毎に食事系エイドが有り、全てを食べきるには多すぎるほどでした。
食べランまとめ(ちょっと提言)
たくさんのご当地ものが提供され、食べランがめちゃ楽しい大会としておすすめできますが、それにしても提供数と頻度(約10km間に4ヵ所の食事エイド)を考えると、やり過ぎ感もあります。
私見ながら、フィニッシュ会場での提供にいくつかを切り替えた方が良さそうに思います。
タイム狙いランナーさんは途中食べないので、フィニッシュ後の方が当然ありがたいですし、今回の金ちゃんヌードル配布ようにチケット制にすることで制限時間ギリギリのランナーさんも”エイド食事売切れの悲劇”が回避され、フィニッシュ後に確実に食べられ、また提供する側も自社の商品周知や売り込みをより確実に図れると思います。
最後に、とくしまマラソンは地元からとても愛されている大会だと参加してみて感じました。
運営もしっかりとしてスムーズでしたし、主催は徳島県・徳島市等々に、協賛は大塚製薬グループを筆頭に官民揃った最強布陣です。
是非また往年の人気を回復してますます発展していって欲しいと祈念致します。
みなさんも「とくしまマラソン」走ってみてくださいね。
きっと、食べきれないほどのエイドに驚くでしょう(笑)
本日も旅ラン夫婦の記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
Newシューズで今シーズン始動です!⇩
コメント