ミズノの超定番シューズの新作「ウェーブライダー28」が出て来ました!
「ウェーブライダー」シリーズは、デイリートレーニング用として多くのランナーに愛用され、今回で28代目となりました。とにかく、安定性の高い走行感に定評があります。
以前の記事で前々作となる「ウェーブライダー26」のレビューを書きましたが、実は前作「ウェーブライダー27」の購入を見送っています。
理由は、26から27で目立ったアップデートがあまり無く、どうしても購入する気持ちにならなかったのです。
ところが、今回の「ウェーブライダー28」はかなり変わりました。
アッパーもソールも改良された新作がとても気になりますので、どの点が変わったのか見てみたいと思います。
ミズノ ウェーブライダー28|超定番トレーニングシューズ【ジョグ・LSD用】
ミズノを代表する超定番シューズ「ウェーブライダー」シリーズのロード用モデル28代目が9月に発売です。
高いクッショニング性能と安定性に定評があり、初心者からエリートランナーまで多くの愛用者がいます。
ウェーブライダー28の特徴
ミッドソールに新素材『MIZUNO ENERZY NXT(ミズノ エナジー ネクスト)』を搭載。前作よりもクッション性と反発性の向上を図っています。
ミッドソール間には、ミズノでお馴染みの『MIZUNO WAVE(ミズノ ウエーブ)』が入っていますが、形状が変更され、クッション性と安定性、前足へのスムーズな体重移動がさらに向上されています。
アッパーは柔らかい『ジャガードエアメッシュ』を採用。新作では足首周りと、ヒール部の形状、さらにシュータンデザインをも見直され、サポート感と足当たりが改良されています。
アップデートポイント
- ミッドソールの「ミズノエナジー」素材に、ヒール部分には新素材「ミズノエナジーネクスト)』を搭載。前作と比べてクッション性が約20%、反発性が約15%アップ。
- 中足部のアウトソールの外側ラバーを拡張し、接地後から前足部での蹴り出しまでのスムーズな体重移動をサポート。
- ミズノ定番の「ウエーブプレート」の形状を変更し、よりスムーズな体重移動と足運びをサポート。
- アッパー足首周りと、ヒール部の形状を変更し、フィット感を向上。
- シュータンデザインをより足にフィットする形状にデザイン変更。
新旧シューズ比較
新作「ウェーブライダー28」と前作「27」の比較は、良く出来ている公式サイトの新旧比較がありますので、本記事ではそれに加えて、自分が愛用している「26」を並べた3世代を比べてみました。
<ミッドソール>
ミッドソールにミズノ定番の素材『MIZUNO ENERZY(ミズノ エナジー)』を搭載し、新たにヒール部分に新素材『MIZUNO ENERZY NXT(ミズノ エナジー ネクスト)』を追加搭載。
前作に比べてクッション性が約20%、反発性が約15%向上しました。
出典:mizuno.com
前作は、ミッドソール下部の赤色部分に「ミズノエナジー」を搭載。
新作は、ミッドソールのヒール部下の赤色部分に新素材「ミズノエナジーネクスト」を搭載。
上記のミズノ公式サイト比較に加え、私が履いている「ウェーブライダー26」の写真を並べて比較してみました。
前々作「26」と前作「27」のミッドソールは同じ型を使用しています(「26」はアッパーを変更したのみ)。
しかし、新作「28」では新素材「ミズノ エナジー ネクスト」がヒール部の下部に搭載され、ミッドソールの型も新規デザインとなっています。
さらに、新作「28」では、「ミズノウェーブ」の曲線が強くなり、ヒールからアウトソール近くまでググっとカーブした形状に変更されています。
3世代の「ミズノウェーブ」↓
前々作「26」の写真の黄色矢印の先のブラックのプレートが「ミズノウェーブ」です。
前作「27」は「26」と同じミッドソールなので、形はまったく同じものです。
しかし、今回の新作「28」では、形状も位置も新しい形に変わっています。
踵方向から見るとこんな感じです。
前々作「26」と前作「27」は、「ミズノウェーブ」を上下とも「ミズノエナジー」でサンドイッチしていますが、新作「28」では下側に新素材「ミズノエナジーネクスト」を入れてサンドイッチしています。
(踵方向だけ「26」の良い写真が無くmizuno.comから引用)
<アッパー>
アッパー柔らかい『ジャガードエアメッシュ』を採用。
新作では足首周りと、ヒール部の形状、さらにシュータンデザインをも見直されています。
特に、足首周りはミズノの新シリーズの「リベリオン」や「NEO」にちょっとデザインの方向性が似ているように感じます。
履き口全体で包み込まれるようなフィット感を狙って設計された、との事で、ヒールからアキレス腱の周りまで、すっぽりと収まるような形状に変わっています。
前々作「26」はもちろん、前作「27」とも違う履き心地になったのは、見た目にも明らかですね。
前々作「26」から「27」の時もアッパーの足首周りは変更され、フィット感が向上されていますが、新作「28」では、さらにフィット感を向上する変更が施されている。
踵方向の全体写真を見るとこんなに違います。新作「28」のアキレス腱部分がかなり高くなっているのが見てとれます。
さらに、シュータンデザインも、足首のカーブに沿うような曲線形状デザインに変更されており、足首周りのサポート感はかなり向上していると感じさせられます。
<アウトソール>
アウトソールラバーの外側中足部が拡大されています。
これは、踵部で接地した後に、スムーズに前足部での蹴り出しへの体重移動をサポートする狙いです。
前々作「26」と「27」のアウトソールは同じものを使っていますが、新作「28」では中足部の赤〇部分のラバーが拡張されています。
基本的なデザインを継承したアウトソールなので、これまで通りの安定した走行感を担保したアップデートになったと思います。
<重量>
重さですが、旧モデル「27」と新作「28」の重量は同じです。2代前の「26」と比べると、僅かですが5gほど軽くなっていました。
- ウェーブライダー28:約280g(メンズ 27.0cm片方)
- ウェーブライダー27:約280g(メンズ 27.0cm片方)
- ウェーブライダー26:約285g(メンズ 27.0cm片方)
<価格>
価格は税込み16,500円です。
前作より1,650円ほど値上がりしましたが、フルモデルチェンジになるので致し方ないかなと思います。
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逆に、旧モデル「27」はかなりお買得価格になっています。在庫限りになりますがちょっとお得かもしれません。
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※記事中の一部写真はミズノ公式HPより引用