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自費レビュー|ミズノ ウェーブライダー26 MIZUNO WAVE RIDER 26

ミズノウェーブライダー26 グッズ

こんにちは、夫婦で旅するランナーの「旅ラン夫婦」です。
ミズノのクッショニングシューズとして定評のある「ウェーブライダー26」を購入して、約150km実走しました。ウェーブライダー26の特徴と実際の履き心地・走行感をレビューしたいと思います。

ウェーブライダー26の特徴

  • ソールの厚みを2mm増量し、シリーズ史上最高の柔軟性と反発性。
  • ウェーブプレートを左右とも巻き上げることで、より安定性を向上。
  • 通気性があり、柔らかいエアメッシュを採用
  • 縫製のない1ピースメッシュ化したガゼットタングで、より快適なフィッティングを提供。
  • アウトソールのラバーをつなげ、過度な屈曲を抑え、スムーズな体重移動をサポート
  • 前足部と踵内側には、微発泡ラバーを採用し、柔らかさと軽量性を追求。

メーカーの狙いのランナー層、商品の位置づけ

ウェーブライダーシリーズがターゲットとするランナー層は、初中級者で楽に快適に走りたいランナーと、中上級者のロング走・デイリートレーニング用途をメインターゲットとしたシューズです。

タイムで言うと、フルマラソン完走~5時間切り(サブ5)を目指すランナーから、サブ3~4ランナーの日常トレーニング用にも幅広く対応するクッショニングと反発性と安定性の高さのバランスが取れた汎用性の高いモデルになります。

商品の位置づけとしては、クッショニング性が高いウェーブスカイより少し走行性をたかめ、新形状のウエーブプレートにより、前作よりも安定性を生み出し、接地から蹴り出しまでスムーズな体重移動と足運びをサポートする走りごごちの良い、ある意味ランナー全般に受け入れられるような定番中の定番モデルと言えます。

参考までに、ミズノ公式サイト掲載のタイムチャートでの位置づけです。

ミズノ公式サイトより

ドロップ別チャートです。

ミズノ公式サイトより

ウェーブライダー26のドロップはなんと「12mm」もあるのですね。
最近流行りのロッカー構造ではなく、昔からの定番の前方に傾斜させて後ろから前へスムーズな重心移動アシストする構造は王道ですよね。

このドロップの高さは、高いほど楽に走れる(体重移動のアシストが強い)ので、特に初級者の方が長い距離に挑戦する(LSD含め)際に向いていると言えます。

またケガに不安がある(リハビリ含め)ランナーにもこのドロップの高いウェーブライダー26は向いていると言えます。

実際に、膝に違和感があった先月のハーフマラソンの時にウェーブライダー26を履いて無事完走することが出来ました。完走後も膝等にダメージはまったく残らなかったので効果があったと思います。

結論:こんなランナーにおすすめ

以上の特徴と実走から、おすすめできるランナーは、

これからランニングを始める初心者ランナーの最初のシューズとして、中級以上のジョグ用、また、LSD用として長距離を走りたいランナーにおすすめです。

逆に、ポイント練習のようなスピードトレーニングや走力を鍛える(足づくり)ような練習にはあまり向いていないと思いますので別に他のモデルを用意しましょう。

この記事のシューズはこちらで購入できます。

ウェーブライダー26 詳細情報編

走行感

復習すると、ミズノのウェーブライダー26はソフトなクッション性と反発性をバランスよく両立させた使い勝手の良いシューズです。

まず走り出して感じたのは「柔らかい」着地感です。そのあとにグッと弾力を感じて踵から前方に体重が自然と載っていく感覚でした。

「あっ、これは走りやすいぞ!」と思わず口に出たほどです。

ウェーブライダーは3代前の「23」と5代前の「21」を履いていた事があるのですが、この「26」の柔らかさは次元が違うレベルです。

ミズノが言う「ウェーブライダー史上最高のクッション性」に間違いはありませんでした。

とは言え、柔らかさだけではなく、反発性もあるので前に前に足が自然と出ます。
その反発性ですが、ポンという感じではなく、グッと押し出されるようなゆるやかな弾力です。

私のようなヒールストライカーにとって、脚が楽に前に進み、また関節に負担が少なく走れる理想形のシューズではないでしょうか。

前足部の薄底感

でも、前足部の感覚ですが、不思議なことに厚底感を感じません。
どちらかというと、歴代のウェーブライダーらしい薄底感がありました。
特に、母指球部分から親指で地面を押し出す感覚に少し驚きました。

私なりの解釈ですが、ヒールは柔らな接地で負担を減らし、沈み込んだ反発と、12mmのドロップで体重を前に移動させ、最後に薄底感のある前足部で地面を押し出す感覚を残したのではないでしょうか。

前足部の薄底感は、歴代ウェーブライダーから違和感なく履きかえが出来るような開発の狙いがあったのではないかと思います。

重量

ウェーブライダー26は走っていてそれほど重さは感じないのですが、購入した26.0㎝を実際に計測してみると実測値は265g。このクラスのランニングシューズとしては軽くも重くもない平均的な重量でした。

類似のクッションニングモデルと比較すると、アシックスのゲルカヤノ29より約30g軽く、ニューバランスのフレッシュフォーム860より約20g軽く、ナイキのペガサス39より約15g重い。

ただ、最新のアシックススーパーブラストなどの機能性シューズは軽くなってきているので、まだ改良の余地はありそうですね。

サイズ

履いた感じのサイズ感は、履いているアシックスやナイキのスタンダードラストの2Eとほとんど同じか若干広めで甲高な感じ。2Eで少し窮屈さを感じている人は逆にちょうど良いサイズ感だと思います。

長さについては26㎝を履いているアシックスのGT2000、グライドライド3、ニューバランス860、ナイキのペガサスや昔に履いていたウェーブライダー23等と同じ26㎝でピッタリだったので基本的に同じサイズでよいと思います。

では、ソールの幅は実際にどのくらいなのか?あくまで参考値ですが実際に計測してみました。
前足部の最大幅は105mmで、同時期に購入したフレッシュフォーム860と比べて4mm狭いですが、充分に幅広な部類のシューズです。

かかと部分は82mmで、フレッシュフォーム860と同サイズの最大クラスの横幅でした。

前足部とかかと部分の幅は最大クラスで、さらにミッドソールに仕込まれている《MIZUNO WAVE》の3Dプレートが着地時の安定性を高めてくれています。上体のブレが多少あってもシューズがしっかりと受け止めてくれるような安心感があるシューズだと思います。

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ステップスポーツ楽天市場|ウェーブライダー26

テクノロジー|ソール

前作「25」の《MIZUNO WAVE》は、安定性を高めるために内側だけを巻き上げてはいたのですが、ウェーブライダー26では、内側だけでなく、外側も巻き上げを行っています(下写真の黄色の矢印部分)

その結果、安定性が高まり、着地時に左右ブレをほとんど感じなくなるような新しい工夫がされています!

黄色の矢印の先に見えるのが巻き上がった《MIZUNO WAVE》の3Dプレート

アウトソールのパターンは小さなブロック形状で、雨天時のグリップ性も良さそうです。

また、前作では3分割されていた前足部のアウトソールのラバーをつなげたことで、過度な屈曲を抑え、スムーズな体重移動をサポートしているとの事。
これが実走したときに感じた、母指球部分からの押し出し感に貢献しているのでしょう。

黒いラバー以外の前足部と踵内側には、微発泡ラバーを採用して、柔らかさと軽量性を追求しています。

前足部のトウスプリングは、ロッカー構造ほどでは無いが、緩やかに反り上がっている。
また、見た目と反して、実走してみると意外と薄底感を感じた前足部でした。

テクノロジー|アッパー

アッパーには、フィット性と通気性を両立した柔らかいエアメッシュに変更されました。足を快適に包み込むとともに、快適性も保つようにサポートしています。

また、前作も搭載していたガゼットタング構造は、縫製のない1ピースメッシュにすることで、シュータンの両端から伸縮性素材で足を包み込み、ストレスの少ない快適なフィッティング感の向上に貢献しています。

最後にヒールカップの出来は秀悦で、踵の浮きも無く、収まりもとても良く、しっかりた作りになっていると感じます。

ミズノウェーブライダー26のヒールカップ

インソール

最後にインソールですが、こちらは少し改良の余地があると思いました。
左の赤がウェーブライダー26、右のグレーがフレッシュフォーム860のインナー。
踵部分と土踏まずの3D構造を見比べればあきらかに形状が異なります。

実際にフレッシュフォーム860で走った時に、内足の土踏まずから踵にかけて支えてくれる感が凄くあったのですが、ウェーブライダーはやや弱く感じたのが正直なところです。

インソール形状は人それぞれとは言え、ウェーブライダー26の購買ターゲットのひとつとして「初心・初級者で脚が出来ていないランナー」、及び商品の狙いのひとつとして「ロング走向け」ならば、もう少し土踏まずの落ち込みをアシストする構造にしても良いのでないかと思います。

材料原価の関係で難しいところもあると思いますが、是非ミズノさんに次作で頑張ってほしいと期待します。

価格

発売が2022年10月と約半年経過したので、少し買いやすい価格になってきたと言えます。

またおそらく秋には新作の「27」がリリースされるであろうことから、新作切替前でかつ在庫がなくなる前の春~夏に購入するのがお買い得だと思います。

全体まとめ

ランナーの多くが一度はミズノのウェーブライダーシリーズを履いたことがあるのではないかと思うくらい定番中の定番シューズです。
私も思い返すと、ウェーブライダーの「21」「23」「26」と3足購入していました。

特にこの「26」から、史上最高のクッション性とミズノ自身が宣伝しているように厚底シューズになったのは驚きでしたが、履きごごちは歴代のウェーブライダー感をバランスよく残した仕上がりだと思います。

初心者から上級者まで、その汎用性の高さから、ウェーブライダー26は購入して間違いのない万人向けのシューズだと思います。

耐久性

0kmレビュー

購入時のソール状態です。
特に踵外側には耐摩耗性の高いミズノのX10を採用しているので耐久性に期待。

150kmレビュー

走行距離150kmのソール状態です。
典型的な市民ランナーでヒールストライカー。主に日常のジョグでアスファルトの舗装路を約130km使用。大会ではハーフマラソンで一度使用しました。

ラバーのブロックはほとんど残っていて、また側面の微発泡ラバーとミズノエナジーにもほとんどダメージが見られず、とても耐久性が高いと感じます。

耐久性は高く、まだまだ数百km問題なく走れそうですね。

以上、ミズノ ウェーブライダー26のレビューでした。

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