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旅ラン|東京【港七福神めぐりラン】七つの災難を除き、七つの幸福を授かる、お正月の七福神ランニングで開運祈願

旅ラン

年初に除難・開運祈願の七福神めぐりランニングをしてきました。
お正月の東京都心は、人も車も少ないので道は空いていて、とても気持ちよく走れるのでおすすめです。

東京都港区の港七福神めぐりコース
走行距離:8km(実走)
所要時間:約2時間30分
(走行:50~60分+参拝と御朱印:80~90分)
開催期間:毎年の元旦~成人の日まで

「七福神めぐり」とは、福をもたらす神様として、室町時代から信仰されてきた「七福神」を祀っている寺社を巡拝して開運を祈る行事です。

ご利益は「七難即減、七福即生」= 七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かると言われています。

「七福神めぐり」はお正月の松の内に巡拝することが基本ですが、港七福神めぐりは「元旦から成人の日」までになります。

恵比寿(えびす):七福唯一の日本出身の福神。
漁業・商売繁盛、旅行安全の神様。

大黒天(だいこくてん):ヒンズー教の戦闘神シヴァの化身。
富と財宝の神、台所の守護神。

毘沙門天(びしゃもんてん):インドのヴァイシュラヴァナ神。
大願成就、融通招福、疫病災難からの厄除け。

福禄寿(ふくろくじゅ):中国の道教の神様。
「福」(幸運)、「禄」(長寿)、「寿」(長命)の三つの福徳、招徳人望、健康延寿。

布袋尊(ほていそん):唐の時代に実在した僧を神格化。
笑門来福、夫婦円満、子宝。

寿老人(じゅろうじん):老子が天に昇ってなったという仙人の神様
種々の病の平癒、長寿延命。

弁財天(べんざいてん):インドが起源の水・音楽の女神。
音楽・芸能・弁舌才智、財宝授与、縁結び。

港七福神めぐりランで御朱印集め

七福神めぐりの御朱印色紙(この色紙は平成30年のもの)

港七福神めぐりの8ヶ所をめぐる距離は約6km(駅改札からの実走では約8㎞)で、徒歩では3時間~4時間程度ですが、ランでは1時間程度+途中の休憩や観光の時間をプラスする感じです。

港七福神めぐりコースの途中には、東京タワー・六本木ヒルズ・東京ミッドタウン・麻布十番商店街といった、東京の観光名所に立ち寄ることができるのも楽しみの一つです。

走って参拝だけでも良いですが、開運祈願という事で「ランニング+御朱印集め」をしてみてはいかがでしょうか。七福神の各巡拝所で以下のような御朱印を頂くことができます。

七福神の御朱印は、七福神専用色紙に押印してもらうか、色和紙の御朱印を頂くことが出来るので、それをお部屋に飾って(お祀りして)今年の幸運を呼び込みましょう。

※七福神めぐりの御朱印は専用色紙以外の御朱印帳には授与されないので注意です※

また、御守りも有るので「七福神+宝船の御守り」をお部屋に飾って(お祀りして)も良いと思いますので、お好みの形で幸運を呼び込みましょう。

港七福神めぐりマップ

港七福神めぐりは、今から約90年前の昭和8年(1933年)に始まった「麻布稲荷七福神詣」がルーツで、七福神に加え、宝船を含めた8ヶ所をめぐるのが特徴。

私たちが走ったコースは以下の順番で、港七福神めぐりの参考ルートどおりに走りました。

ちなみに、七福神めぐりには決まった順路はありませんので、上記ルート以外の順番で巡拝してもOKです。

港七福神めぐりランニングレポート

最初の参拝所は東京タワーに近い「弁財天の宝珠院」から回ることにして、最寄り駅の都営大江戸線の赤羽橋駅で下車しました。

改札口を出て左手の「赤羽橋口」出口が最寄り出口です。
東京タワーと大きく書いてあるので分かりやすいと思います。

赤羽橋駅を出て交差点を渡り、東京タワーを左手に見て走ります。

400mほどで最初の参拝所の宝珠院が右手の木立の中に見えてきます。

①宝珠院(弁財天)

宝珠院の建立は17世紀、徳川家康公所蔵の開運出世大辨財天と、港区指定文化財の閻魔大王が祀られています。

開運出世大辨財天は正面入ってすぐ左の硝子壁の中の弁天堂にいらっしゃいます。

閻魔大王は正面にいらっしゃいます。高さ2mの大きな寄木造りで、貞享2年(1685)の作といわれています。右に司録、左に司命の二像を従えています。

閻魔大王が鎮座されている左側の壁に「おおきな耳」が生えていました!?

これは「閻魔耳」と言って、自らの悪い行いを閻魔様に打ち明けて、罪を悔いてお許しを乞うことが出来るそうです。
過去に何かやらかした方はここで懺悔いたしましょう(笑)

御朱印は軒下参道の奥の寺務所で頂きます。

七福神めぐり専用の色紙、色和紙の御朱印、御守りをお好みでどうぞ(各500円でした)。
※七福神めぐりの御朱印は専用色紙以外の御朱印帳には授与されないので注意です※

では、次の熊野神社に向かいます。
宝珠院の正面の東京タワーに向かう横断歩道を渡り、少し下った横道に入ります。
下記地図の①→②の道順になります。

②熊野神社(恵比寿)

古事によると養老年間(7世紀奈良時代)に芝浦の地に鎮座。文明年間(15世紀室町時代中期)に江戸城を築いた事で有名な太田道灌により再建されたと伝わる。

恵比寿様は太田道灌が出陣又は凱旋の折に参詣し、鯛を供えて戦勝を祈願したことから恵比寿稲荷と称されることになったそうです。

ここの恵比寿様のご利益は「戦勝祈願、商売繫盛、金運、交通安全、五穀豊穣、大漁成就」だそうです。

熊野神社のおみくじは最近少なくなってきた箱からみくじ棒を出すタイプ。
中に小さな金色のかわいい恵比寿様が入っているのでおすすめです。

では、次の十番稲荷神社に向かいます。
国道1号線を赤羽橋駅まで戻り、交差点を右折して麻布十番方面に約1.5㎞ほどです。
下記地図の②→③の道順になります。

③十番稲荷神社(宝船)

七福神めぐりではめずらしい宝船の巡拝所となっています。
境内には、宝船の石像や火災から屋敷を守ったとされるかえる(麻布七不思議の一つ)の謂われに因んだ石像があり、かえるの御守も授与しています。

「かえるさん」は神社正面に向かって鳥居右手に、「宝船」は鳥居左手にお祀りされています。
昔は無かった屋根付きの新しいお社に入っていました。

こちらには、かえるをモチーフにしたユニークな御守りやお札や金貨等があり、授与日限定のものもあるのでもし限定日に訪れられたらラッキーです。

なお、宝船の御朱印もお正月の七福神めぐり期間限定の押印になります。

では、次の大法寺に向かいましょう。距離は約500mです。
コースは神社正面の横断歩道を渡り、角にガソリンスタンドがある道をまっすぐ進み、赤い靴の女の子きみちゃん像の交差点を右折して大黒坂を登っていきます。
下図の③→④です。

④大法寺(大黒天)

寺号は榮久山大法寺と称し、開山は慶長2年(1597)で、江戸時代は赤門寺と呼ばれ、甲子(きのえね)の祭日には縁日が開かれていました。(現在も甲子の日に甲子祭が行われているそう)

お祀りされている大黒天像は、伝教大師作の『三神具足大黒尊天』で、本堂正面奥の左手にいらっしゃいます(ちょっと遠いので見えにくいです…)
ただし甲子祭の日には本堂に入って近くで大黒様を拝めるそうです。

以前は甘酒のおふるまいを頂けたので楽しみにしていたのですが、現在は休止されていました。残念!

境内には元気なニワトリさん達や、バスケゴールがあったりとなかなかユニークなお寺です(笑)

では、次の麻布氷川神社に向かいます。
お寺の前の大黒坂をさらに登って道なりに約500mほどです。

⑤麻布氷川神社(毘沙門天)

麻布氷川神社は、太田道灌が現在地より300m程北の一本松付近に勧請し、その後、万治年間(17世紀江戸初期)に現在地に移転。麻布郷総鎮守で江戸氷川七社のひとつであったといわれています。

アニメファンでは有名な『美少女戦士セーラームーン』で、火川神社の名で登場し、セーラーマーズ・火野レイが巫女をしているという神社のモデルだそうです。

正月期間には普段は見られない、戦災を免れた昭和初期の大神輿を間近で見ることができます。

では、次の櫻田神社へ向かいます。
下図⑤→⑥の道順で、距離は今回最長の約1.2㎞になります。

⑥櫻田神社(壽老神)

櫻田神社は、治承4年(1180)鎌倉幕府征夷大将軍となる源頼朝公の命により、現在の霞ヶ関に創建されました。江戸時代の寛永元年に現在の麻布に遷座されたそうです。

壽老神は境内の福壽稲荷社に祀られ、毎年1月1~8日御神像を一般公開しています。
令和8年まで再開発に伴い、近隣ビルに一時移転中です。

仮社殿では、中央の祠の右横に壽老人が祀られていました

なお、櫻田神社は新鮮組の一番隊長の沖田総司ゆかりの神社として聖地のひとつとして知られていて、2018年に販売された沖田家家紋入りの限定御朱印帳は、新撰組ファンにあまりの人気で一時販売中止になったほどです。

では、次の天祖神社へ向かいます。
六本木ヒルズ前をとおり、東京ミッドタウン前の龍土町美術館通りを入った先にあります。
下図⑥→⑦の道順で、距離は約1㎞になります。

⑦天祖神社(福禄寿)

今から約600年前、毎晩、江戸湾から竜が灯明をあげに来ていたことからそこに社を建てて神様をお祀りしたのが始まりと伝わり、その竜が持っていた灯籠(竜灯りゅうどう)からこの地を竜土村と呼び、神社は龍土神明宮と呼ばれるようになったそう。

神社前には希少な津田式ポンプでくみ上げる「清龍の井戸」があり、現役で稼働していて、こちらで手を洗い清めると人生のお導きを得られ、足を洗い清めると良くない縁や習慣を絶つことができるそうです。

境内の手水舎には創建の古事にちなみ、龍が手水盤に鎮座されています。

福禄寿さまは階段を上ってすぐ右の満福稲荷神社にお祀りされています。
港七福神めぐり期間中のみ正面御扉が開き、福禄寿さまの御神像を拝観することが出来ます。

赤い鳥居中央の祠の中に福禄寿さまがお祀りされています

では、ラストの8ヶ所目の久國神社へ向かいます。
六本木交差点に戻って左折、約900m先の六本木二丁目交差点手前の路地を左に入り、突き当りに久國神社の鳥居があります。下図⑦→⑧の道順です。

⑧久國神社(布袋尊)

久國神社の創建は古く年代は不明で、室町時代に太田道灌が勧請したと伝えられています。
所蔵品に鎌倉時代の名工久国作による道灌寄進の名刀があり、正面拝殿の額は勝海舟の筆によるものとされています。

布袋さまは拝殿手前右側の木立の中にお祀りされていました。

境内には七福神めぐり期間のみお神酒や甘酒等が売られ、テーブルとベンチで頂くことができます。
また、ここのおみくじは希少な「10円おみくじ」なのです。

帰りは、六本木交差点方面へ戻り、東京メトロ日比谷線の六本木駅6番出入口から乗車できます。
またもし逆回りなら六本木駅の6番出口からスタートになります。

六本木駅6番出入口

これで8ヶ所の港七福神めぐりは達成です。
頂いた御朱印色紙または色紙和紙の御朱印は額等に入れて、明るくて清潔な高いところに飾りましょう。

御朱印を飾る方角については明確な決まりは無いそうですが、神棚や仏壇に準じた方角であれば間違いないとの事です(神社の場合は南か東向き、寺院は宗派による)

港七福神めぐり、走った距離は実走で8㎞ほどでした。
ジョグでの走行時間と参拝時間を足して、実質2時間30分ほどで回ることが出来ました。

プランとしては、午前中に巡ってからランチを楽しむとか、午後から巡ってビールで乾杯!というパターンも楽しいと思います。
是非、東京都心のお正月を楽しくお過ごしください。

みなさま、良いお年でありますように。

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